日曜日は毎年楽しみにしている、娘のジュニアバレーボール時代からの仲良し母の会だった。
美味しい料理に近況報告、楽しい時間はあっという間。
「お腹がいっぱいで夕食の献立がうかばないね~」って話しながら帰る途中に、訃報が入ってきた。
弾んだ気持ちは、一瞬で萎み友達の楽しそうな話の続きはもう私の耳には、聞こえなくなってしまった。
通夜とお葬式はあっけなく終わってしまった。
嫁いできて育児が終わって再就職した職場で出会ったその人は、最初から運命の人と感じた。
お互いのルーツを話していたら、祖父同士が従兄弟だった。
それからは、ず~っと前から知り合いだったように20数年仲良しだった。
持病をかかえながらも明るく前向きだった人。
週に3日の透析は生活に支障をきたしたでしょうけど、みんなで集まって食事に行ったり思いではいっぱいあるよね。
悩んでいる人を見つけたら、家族のように一緒に解決してくれた。
突然電話で「ひなちゃん、元気?どがんしよんね~?」から始まる弾丸トークは普通に1時間だった。
車椅子になる前の元気な時に行った、能古島のコスモス見学。
毎年コスモスの時期になると、「あの時のコスモスが一番やったね!」といつも話していたね。
今年は自由に千の風になって、能古島に行けるね。
62歳は早すぎたけど、全力で生きぬいた人生は可愛い孫へと繫がっているからね。
いつか気がむいたら、夢にでてきてね。
今までいっぱいありがとう………さ・よ・う・な・ら……
子供がいたからとか夫がいたからとか老親がいたからとか人のせいにしないで、自分の人生は悔いのないものにしようと思った。